ヒーローになりたい。
2020年、今年の世相を表す漢字は「密」に決まったらしい。密を避け続けた1年だったのにそれが最も身近にあった言葉として選ばれるとは不思議なものだ。
私は、年始に予想を含めた目標として漢字一文字を掲げている。例えば2019年初めには現状打破したいという思いを込め「変」をあげ、結果的に嵐の活動休止発表を受けてMeseMoa.という新たな推しを見つけるという変化があった。
ざっくりと。
— ぱんだ (@tare445) 2019年12月30日
今年のことは、今年のうちに。2019 https://t.co/j3YEKXJKeS
ちなみに、今年は嵐の気合と、フォーゲルさんのポジティブさに影響されて、年始に「攻」を掲げている。趣味である音楽のステージをたくさん重ねて、オタクとしてもMeseMoa.の現場にはできるだけ足を運びたいし、嵐のラストをしっかり見届けて笑顔で見送ろう、そう決意していた。
さて、2020年12月31日。振り返ってみると、そのどれも叶うことはなかった。
そうなるように動くことすらできなかった。
今年1年の自分のオタクライフに漢字一文字をあてるとしたら、それは間違いなく「悔」だ。なぜよりによって今年だったのだろうと思う。今の状況を地球の運命としてここ数年のうちに必ず受け入れなければならないのなら、去年でも来年でもよかった。10年来のファンである嵐の活動休止前ラストイヤー、去年からの新たな推しMeseMoa.フォーゲルさんの初センター曲リリースとそれを引っ提げての自県公演含めた全国ホールツアー、細々とではあるが5年ほど応援してる星野源のソロ活動10周年イヤー、今年1月のデビューと同時に気になり始めたSnowManのファーストイヤー。なぜ今年なんだろう。いろいろな発表を受けるたび「悔しい」という感情が浮かび上がった。
自分の感情とは反対に嵐もフォーゲルさんもずっと前向きに私たちを励まし、いろいろ届けてくれた。遠征しなくてもライブに参加できたこと、地方局のハンディなく動画配信を見れたことは、地方住みの子持ち兼業主婦にとってはとても嬉しかった。
ところが、今年も後半に入ってぽつりぽつりと推したち本人の感情を知ることとなる。
8月の誕生日配信と11月の烏合之衆フリーライブでフォーゲルさんは涙し、年末差し迫って嵐は「寂しい」「やろうと思ったことがやれていない」とコメントしている。そう、どう考えてもファン以上にアイドル本人の方が悔しかったはずなのだ。それでも、その感情を私たちに押し付けることなく、あくまで前向きに笑って私たちを引っ張って行ってくれていた。
アイドルの曲ではないが、12月も後半になって出会った曲がある。
緑黄色社会 『Mela!』Music Video / Ryokuoushoku Shakai – Mela!
今なんじゃない? メラメラとたぎる
こんな僕にも潜む正義が どうしようもない衝動に駆られて ほら気付けば手を握っている
いったいぜんたい そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ねえねえ待って僕にちょっと預けてみては?
先日、会員としての特典はまったく不明ながら嵐のFCの継続更新をしてきた。
来年はフォーゲルさんのツイートにリプするのが目標(今まで一切の接触がないのでまずはそこから)。
オタクと推しはギブとテイク。
こんな私もあなたの「ヒーローになりたい」。